数時間後のおやつの時間。
リーゼはメガネがない状態で、ニーナによって着替えをさせられ、外に連れ出された。
ちなみに着せられた服は、ふわっと軽い生地を使われているらしく、動くたびにスカートの裾が膝に当たらなければ、自分は裸なのではないかと疑いたくなるほどだった。
「どこに行くの?ニーナ」
自宅であれば、ほぼボヤけた世界でもスタスタとスムーズに歩くことができたリーゼ。だがここは違う。
メガネをかけた状態の、美的センスの塊リーゼが
「はわわわわわ!!」
と大興奮するくらいの国宝の絵画や彫刻がたくさん置かれている城なのだ。
自分のミスでそれらを破壊することは、やはりあってはならない。
リーゼは一歩一歩、慎重に歩いた。
ちなみにニーナもそれは分かっていたので、ヒールは履かせず、布製の、リボンがポイントのダンスレッスンで使うような靴を履かせていた。
「ねえ、ニーナ? 本当に私をどこに連れて行くの?」
「いいところです」
まるで誘拐をする悪い男になった気持ちになりながら、ニーナはリーゼを城の庭まで連れて行く。
そこは、美しい薔薇が咲き誇っているところで、この時のためだけに特別にテーブルセットを設置していた。
「これは、薔薇の香りかしら?」
「はい。常日頃アレクサンドラ様の香りに相応しいとおっしゃってる、あの薔薇です」
「まあ素敵!まだ私香水作りは覚えていないのよ」
「これ以上特殊能力覚えんでください」
ニーナはそう言いながら、リーゼを座らせた。
「いいですね。この後人が来ます」
「人?」
「ええ。人です。いいですね。人が来るんです。ちゃんと、会話してくださいね」
そう言い残すと、ニーナは
「では、私は仕事がありますので」
と、リーゼの前から去った。
リーゼはメガネがない状態で、ニーナによって着替えをさせられ、外に連れ出された。
ちなみに着せられた服は、ふわっと軽い生地を使われているらしく、動くたびにスカートの裾が膝に当たらなければ、自分は裸なのではないかと疑いたくなるほどだった。
「どこに行くの?ニーナ」
自宅であれば、ほぼボヤけた世界でもスタスタとスムーズに歩くことができたリーゼ。だがここは違う。
メガネをかけた状態の、美的センスの塊リーゼが
「はわわわわわ!!」
と大興奮するくらいの国宝の絵画や彫刻がたくさん置かれている城なのだ。
自分のミスでそれらを破壊することは、やはりあってはならない。
リーゼは一歩一歩、慎重に歩いた。
ちなみにニーナもそれは分かっていたので、ヒールは履かせず、布製の、リボンがポイントのダンスレッスンで使うような靴を履かせていた。
「ねえ、ニーナ? 本当に私をどこに連れて行くの?」
「いいところです」
まるで誘拐をする悪い男になった気持ちになりながら、ニーナはリーゼを城の庭まで連れて行く。
そこは、美しい薔薇が咲き誇っているところで、この時のためだけに特別にテーブルセットを設置していた。
「これは、薔薇の香りかしら?」
「はい。常日頃アレクサンドラ様の香りに相応しいとおっしゃってる、あの薔薇です」
「まあ素敵!まだ私香水作りは覚えていないのよ」
「これ以上特殊能力覚えんでください」
ニーナはそう言いながら、リーゼを座らせた。
「いいですね。この後人が来ます」
「人?」
「ええ。人です。いいですね。人が来るんです。ちゃんと、会話してくださいね」
そう言い残すと、ニーナは
「では、私は仕事がありますので」
と、リーゼの前から去った。



