でもね、
私分かるんだよ?凪くんが嘘を吐いてる時の顔と、反対の顔。
私のこと、舐めすぎだよ凪くん。 どれだけ見てきたと思ってるの……。
「助けてくれてありがとう」
「ん。なにされた?怪我ない?」
答えてくれないことに、胸の痛みが増すのを感じつつも助けてくれたことへのお礼を言うと、そんな優しい答えが帰ってきてビックリする。
「スカートの中に手を入れられただけ。怪我はないよ」
嘘。今のであの男たちの手の感触が思い出されてゾクッとした。
でも無理矢理笑って、凪くんを安心させるために入らない体に力を入れて立とうとする、と
ぐらり。
自分の体が傾くのを感じた。と同時に揺らめく視界。



