冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ



立ち上がろうとしても腰が抜けてしまって、どうも上手く力が入らない。

でもそれより、目の前にいる凪くんに聞きたいことがたくさんある。


「凪くん、どうしてここにいるの……?」

「……さあ、用事?かな」


さあって、何。用事、だけじゃ分かんないし。

距離をとられてることが分かって胸の奥がキュッと締まる。


「じゃあ''南の傀儡師''って、なに?」


傀儡っていうのは多分、操るとかそういう意味。普通に訳すと''操る人''。


凪くんが操る人?あの不良たちも知っているようだったし喧嘩も強そうだった、けど。


疑問が多すぎて頭がパンクしそう。

「なんだろ、俺もわかんない」


軽く笑ってる凪くん。