冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ



「ほら、こっち」


「っ、やめてって!」


ガリッ!


私の爪が男の人の手を掠めた。


やってしまった、と思ったときはもう遅い。

「なにこの子、躾がいがありそう」


「よく見ると顔もまあまあ。俺たちでちょっと躾ちゃう?」


「そーしよーぜ」




ニヤニヤしてるその2人。

ぞわっと全身の毛が逆だった。


乱暴な手つきでその人たちが押し倒してくる。本能的な危険を察知するけど怖くて体に力が入らない。


「大人しくしとけって」


スカートの中に入ってくる男の手。気持ち悪い感触に絶望を感じたとき、


「━━━━なにしてんだ、おまえら」