冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ




「そりゃあ、まあ寂しいって言ってくれたら」


「わーすごいさみしー」


「棒読みじゃん!」


なんの感情もこもってない瞳と口調で言われても、全く心に響かなくて。


それでも凪くんと話せたことが嬉しくて、チョロい私はすぐに頬を緩ませてしまう。



「時間差で出てきて。俺が先に行くから」


「うん……」


しょうがない、って自分に言い聞かせて凪くんの背中を見送る。


行かないでっていいたい。私のところにいてって、引き止めたい。


けど、凪くんはそんなこと許してくれないから。我慢するしか、ないんだ。

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*.+゚





「それでは、第1回文化祭実行委員を始めます」


━━━━放課後。挨拶がされて集められた文化祭実行委員が席につきだす。