冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ




ああ、そっかぁ。文化祭実行委員って、もう今日からあるんだ……。

帰って課題やって、とか色々考えてたら凪くんの部屋に行く時間なんてない、かなぁ。


がっくし肩を落として、もう一度英語の教科書を取りに行く。


あ、凪くんに今日放課後会えないかもって言っておいた方がいいかな?


でも、凪くんのことだから「あっそー」とか言いそうだもん。言わなくても……。


うーん……。としばし考えて、凪くんとも喋りたいし、丁度いっか!と思ってしまった。


凪くんとの「ルール」だから携帯を出して『空き教室に来てほしいです』って打ち込む。


これも凪くんと決めたこと。学校での急用は、空き教室でやる。


だから先に1人で空き教室へ向かった。


鏡を出して、髪が変じゃないかな、とか確認してると、凪くんが入ってくる。


「……なんか用?」