冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ



「はい、じゃあちょっと授業伸びちゃったけど放課にしてくださーい」


先生の声にわっと教室内が騒がしくなる。えっと、次の教科の準備しないと……。


英語だったよね。思い出してロッカーに手を伸ばす。


「あ、中村さんー?ちょっといいかしら?」


「はい、大丈夫です」


先生の声がしたから、振り替えって教卓へ向かった。


……なんだろう?また課題忘れたりしたのかな。


いやいやいや!課題は凪くんにちゃんと教えてもらったし……!


「あのね、文化祭実行委員の活動が今日からあるの。だから放課後になったら3-Bの教室へ行ってもらえる?」

「はい、分かりました」