冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ



「あら、中村さんがやってくれるのね?松嶋さんも泣くくらい嫌みたいだし、丁度良かったわ。ありがとう。じゃあ、文化祭実行委員は男子、鈴木悠真くん、女子、中村一葉さんにお願いします」

黒板に書かれていく名前。ぱちぱちと拍手がなって。


……あーあ。やっちゃった。放課後忙しくなるだろうなぁ。項垂れても、やってしまったものはしょうがない。後悔して変えれるわけでもないもんね。


こうなったら文化祭、いいものにするぞ……!


そのとき、意気込む私と松嶋さんの目があった。私の方を鋭い目つきで睨んでいて、思わず体が竦む。


目が合った瞬間、そらされてしまったから本当に私を睨んでいたのかは分からない、けど。



ちょっとだけ変な胸騒ぎがした。