冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ




困っている担任の先生。だけどみんなはやっぱり気まずそうな顔をしてるだけ。


「じゃあ分かりました。クジで決めます」


大きなクジ箱を2箱取り出した先生。教卓の上にドンッて音を立てて置く。


「1箱は男子の、もう1箱は女子のものです。アタリが1枚だけ入っているので1人1枚引いてください」


みんな席を上がってクジ箱の穴に手を突っ込んでいる。私も志穂ちゃんと顔を見合わせて教卓へ向かった。


うう……。文化祭実行委員なんてやりたくないよ……。


順番が来たから、目をつぶってクジを引いた。恐る恐る目を開けて中身を確認すると、「ハズレ」の文字。よ、よかったぁ……。



「一葉、どうだった?私はハズレだった!」