冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ



っていうのは言い訳。こんな問題、空腹じゃなくても解けない。私は勉強が得意な方じゃないし、ましてや理系は更にダメ。めちゃくちゃテスト勉強して、やっと平均点ギリギリくらい。



凪くんはすごく頭がいいから、本当に羨ましい。勉強してる私とは違っていっつも出かけたりスマホ見たりしてるんだもん。きっと天才肌、だ。

「はい、じゃあここの答えは?上島くん」


「はい」


立ち上がったのは、髪を金髪に染めてる男の子。いわゆる「不良」の人だ。でも、ものすごくフレンドリーな人だから男子、女子ともに人気も高い。


不良なのにこんなにクラスが落ち着いてるのは、実は凪くんのおかげ。



4月の新学期。授業中に教室で騒いでた不良の男子がいた。騒ぐ、だけならまだいいんだけど。凪くんの席の前だったその人。