冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ



私だってできるものなら、凪くんのこととか全部話したい。


でも、約束を破ってバレたときに凪くんに嫌われることだけは絶対に嫌だ。

だからいつも、心の中で志穂ちゃんに謝ることしかできないんだ。


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「はい!じゃあ今からは先週の授業の復習と、実験をやっていきます!」


━━━━3限目。1番お腹が空く時間。案の定私は空腹と格闘していた。



私の脳はご丁寧に作られているようで、空腹のときは都合の悪いものを食べ物に変換できる能力を持ってる。


今だって、先生が黒板にスラスラと書いていく計算式の「6」が、大好物のエビフライに見えてくる。


……こんなの分かるわけないよ。黒板に食べ物が書かれてるだけなんだもん。