冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ




先生の言葉にちょっとの期待を持ちながら見ると……、


「っ、」



今までで1番いい点数と順位がズラリと並んでいた。


赤点、は、


物理と英語だけ!

赤点3枚以上で補習だからギリギリ回避だ……!


「し、志穂ちゃん!やったよ!」


「よかったねー」



先生の目もろくに見ず、並ぶ机に当たりそうになりながらも順位表を見せるとクールな笑顔を向けてくれる志穂ちゃん。


わーん、これで補習授業とかだったら凪くんに申し訳つかなかったし良かった。


そう思いながら中央の方で友達と話している凪くんの方に目を向けると視線が絡む。


「……?」


口パクで、


『どうだった?』


1回目は分からず、2回目で解読できて慌てて順位表を見せる、けど。

字が小さいからか伝わらなかったみたいで頭の上に大きな丸を作った。

安心した、みたいにくしゃっと笑って友達と話し始めた凪くん。


そんな笑顔も、私の心をいちいち揺さぶってくるんだよね……。
ほんとに心臓に悪いよ。


「よし、みんな打ち上げいかねー!?」

「え、いーよ!行こう!」

「クラス全員誘おーよ!」