冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ




「凪!何点だったー?」


クラスの男子が順位表を覗きに行ったみたい。

私も気になるから耳だけ傾ける。



「ええ!?2位!すげー」


す、すご……。


竜南高校は進学校と呼ばれるほどには頭がいい高校なのに、2位なんて……。

あれ、でも志穂ちゃんは凪くん、前のテストで1位って言っていたような気がする。


だから少し表情が暗いのかな。

十分いい順位だと思うけど……。



「1位って誰なんだろー?」


「だねー、」


みんなも気になっているみたいだったけど、結局うやむやになりそう。



「中村一葉ー」


「あ、はい!」



急かすみたいに名前を呼ばれて先生のもとに小走りで駆け寄った。


ザワザワしている教室だけど、それらは全然気にならないくらいに心臓がドキドキしてる。



「中村、よく頑張ったな!」


「え……」


返された順位表。