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「違う。さっきも言っただろ。ここのXを代入するのはあと。先に有理数があるから……」
━━━━━次の日。
家に帰ってきてからメガネをかけて、私に勉強を教えてくれてる凪くん。
いつもはメガネなんてかけてなくて、ゆるーい感じの正統派王子様の見た目をしているから、今はメガネ姿が新鮮に見えてにやにやしてしまう。
真っ黒な瞳は私に勉強を教えてくれるんだと思うと、幸せでたまらない。
そんな私の視線に気づいた凪くん。
「……なにニヤニヤしてんの」
「幸せだなぁ、って」
「へぇ、じゃあ今俺が説明したこと一から全部言ってよ」
「え、」
音を立てて固まってしまう。
だって凪くんに見蕩れて説明なんかこれっぽっちも聞いてなかったから。
目を泳がせる私を見て呆れるようにため息をついた凪くん。



