私しか知らない凪くんのことが、どんどん周りにも知れていかれるのがすごく嫌だ。
「ねーえ、環がテスト平均点以上とったら凪が奢ってよ!」
「はは、いーよ。越えれないと思うけど」
「あー!凪ひどっ!」
楽しそうな笑いが起こっているのが聞こえる。
胸が痛くて、これ以上聞きたくなくて、うつむいたままその席をあとにした。
いや、いいんだよ別に。
凪くんが他の女の子と遊んでても。2人じゃないし。
だけど、さ。
ちょっとだけカノジョの気持ち考えてくれても良くない?
私にはたくさんたくさん冷たいのに。
ほかの女の子には王子様対応。
ほんとにひどい男だと思う。
……まあ好きになってしまった時点で私の負け、だけどね。
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「じゃあお疲れ様!また暇なときにでもおいでね〜」



