冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ




「あ、里奈先輩ですか?お久しぶりです……!」


電話の先は高校1年生のころに内緒でしていたバイト先の先輩。

すっごく気さくで優しくて、大好きだった人。

今はもうバイトはやめてしまったけど、りな先輩とのやりとりは続いていた。



『挨拶もそこそこにごめん。今日どうしても外せない急用が入っちゃってさぁ、カフェのバイト入って欲しくて!』


「了解です。でもわたしが行ってマスター大丈夫ですか……?」


『大丈夫もなにも、一葉に変わってもらって良いですか?って行ったらめちゃくちゃ楽しみにしてたよ!』


うーん、勉強もしないといけないけど、バイト時代たくさん助けてくれたりな先輩に恩返しもしたいし、マスターにも会いたいし……。


「わかりました!行きますね……!」


『ありがと!ほんとに助かる!詳しいことは写真、送っとくね!』