冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ




しっかりしてる人だから誤解されてるだけだ、きっと。


すごいなぁ。長久手先輩も、凪くんも、志穂ちゃんも。


わたしも勉強、頑張ってみようかな。


「志穂ちゃん、」


「んー?」


「わたし、勉強がんばる……!」


「えぇ、めずらし!」


声に出すとなんだかできるような気がしてきた。


少しだけ、頑張ってみよう。


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*.+゚





「よし、こんなもんかな」


━━━━放課後。

私はいつも通り先輩とポンポンを作っていた。


それも今日終わりそうで、先輩の担当分はもうすでに終わったみたい。


「先輩、もう終わったんですか……?」


「うん。よかったら一葉ちゃんのも手伝おうか?」


私のももうすぐ終わるけど、2人でやった方が速いに決まってるよね。


「ありがとうございます」


半分ほどの量を渡すと優しく笑って受け取ってくれた先輩。