冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ



「なぎく、やめっ……」


「ほら、こーやって押さえつけられたらどーすんの?抵抗できる?」


凪くんは平気そうだけど、私はもうすでにオーバーヒート。


何回もされる小さいキス。


唇の感触に。


部屋に響く音に。


何度も目の前で揺れる黒髪に。


大好きな凪くんの匂いに。


頭がグチャグチャになって酸素が足りない。



「っ、抵抗したくないよ……。凪くん、だもん」


「……っ、」


私の腕を掴む力が弱くなって、凪くんの首の後ろに手を伸ばしてゆるく抱きついた。


なにかに寄りかかっていないと壊れてしまいそうなほどに体が暑くて。


「あっつ……」


心なしか凪くんの頬は、