冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ





突然呼ばれたことにビックリして変な声が出てしまった。


うう……。今日痴態を晒してばっかりだ……。


「水とお茶、どっちがいい?」


「あ、水でお願いします」


ん、と言って台所へ行った凪くん。


てゆーか、あの凪くんが私を部屋にあげてくれるなんて……!

いつもだったらバッサリ断られたりやんわり避けられたりするのに。



なんで今日に限ってこんなに優しいんだろう。


こーいうことされるから好きでいるの辞めれないんじゃん。



もう、凪くんのばかっ!


ずっと優しくしてくれたらいいのに。


別にそんな、ずっとそばにいるとかじゃなくていいから、



せめて普通のコイビトらしくはしたい。