気づいたら私は凪くんの背中に抱きついていた。
びっくりした声色で私の名前を呼んだ凪くん。
それにも構わずぐり、と顔を押し付けた。
「凪くん、部屋行っちゃダメ……?」
顔を上げて、若干震える声で聞く。
「……いーよ」
ぶっきらぼうに言った声音には少し優しさがあった気がした。
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……私ったらなんてことをっ……!
凪くんの部屋。暖房がついて全身に血が行き渡って我に返った。
なんか私、寒くて松嶋さんのことで頭も回らなくて、凪くんに助けてもらったうえに部屋にまで上げてもらうなんて……。
は、恥ずかしすぎる……。
「一葉」
「ひゃいっ、!」



