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「……うう、寒い」
作業に集中しすぎて外はもう真っ暗。
電車登校だという先輩と別れて1人での下校。
もう冬だということを実感させられるほど容赦ない北風が突き抜ける。
そこまで距離があるわけではないけれど寒いことには変わりがない。
こうも寒いとなんだか自分がこの世界にひとりぼっちという感覚がして怖い。
早く帰りたいけど足を速く動かすのでさえ寒くて。
……早く家に帰りたい。
ふと松嶋さんのことを思い出してしまった。
寒さも相まって黒い感情が自分の中を渦巻く。
どう見てもあの2人はお似合い。
だからこそ、嫌だ。



