冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ




‥…ほんとうに松嶋さんと何を話していたか聞くためだけに呼び出したのかな。



そう思うともう一度胸が痛んだ。


「さて、僕たちは作業をはじめようか」


先輩の言葉にハッとする。


そうだ、会議室から変更になったことを私が知ってると先輩は思ってるんだもんね。


「はい……!えっと、ポンポンを作るんでしたよね」


文化祭実行委員に配られた仕事リストを見て確認する。



「そうだね。数もそんなにあるわけじゃないから早めに終わらせよう」


机と椅子を二つずつ持ってきてくれた先輩。


こんなに気遣いができるなんてモテるんだろうな……。



気遣い、なんて。

……なぎくんにも見習ってほしいよ。