冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ




でもそのあとの先生の話なんて微塵も頭に入ってこなくて。



私の頭の中にはずっと凪くんのことしかなかった。



「━━━━以上だ。気をつけて帰るように!」


ハッと気づくと先生の話は終わって皆が帰り始めていた。


慌てて私もリュックを背負う。えっと、空き教室に行かないと行けなくて……。


そのあとに会議室で実行委員の仕事かぁ。


距離があるから面倒くさいだろうな……。


だけど凪くんと喋れると思えば全く苦ではないし、むしろ頑張れてしまう。


教室を見ると凪くんはもういない。


もう空き教室いるのかな?


凪くんが私に会おうとしてくれていることに嬉しくなる。