冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ



一人暮らしをしていいって言ってくれたときは、とうとう見捨てられた。とか思って。

それでもなぜか笑っているお母さんに逆らえず、引っ越してしまった。


このままお母さんは私に何もお金を送ってくれないだろうから、私は何も食べれない。生活必需品とかも買えなくて、死んじゃうのかな。


そう思うと、全部どうでもいい気がした。

フラフラしながらバルコニーへ行って身を乗り出す。高さは割とあった。


飛び降りたら楽になるのかなぁ。そう思って身を乗り出した。でも、こんな高さから飛び降りて痛い思いをする度胸は、ない。

そう思って身を引こうとする、と。


「っ、なにして……」


「はぇ、」