冷酷王子がわたしだけに冷たいワケ



それに気づいた松嶋さんたちも少しだけたじろぐ。


「私は一葉が好きだし一緒にいて楽しいから一緒にいんの!そこにかわいいとかいる!?顔面がどんなに可愛くても一葉より性格が可愛い子あんたたちの中にいないから!」


志穂ちゃん……。


志穂ちゃんが無理をして私といるわけじゃないってことが分かって心の中に安堵が広がる。


けど、このままじゃ彼女達の怒りの矛先が志穂ちゃんになっちゃう……。

「はぁ!?なにいってんの!?」

「言い過ぎじゃない!?」


「どこが?全部事実……」

この場の雰囲気は最悪。周りに黒いオーラが見えて。

言い合いをしている中に何も考えず飛び込んだ。


「……うん、いいよ。協力するね」


「っ、一葉!?」


目を見開く志穂ちゃん。

庇ってくれたのにごめん、と志穂ちゃんに心の中で謝る。