中1の春。
お母さんは荒れていた。
毎日のように台所から包丁を出してきて、私を殺そうとする。
そんな時、私は友達と呼べる存在の人ができた。
家庭環境が一緒だった。
毎日のように、罵られて、蹴られて、息苦しくて、
彼女、ゆめ花ちゃんだけが唯一の生きる希望だった。
でも、彼女は病気だった。
そんなに長くなかった。
あるひ、ゆめ花ちゃんは、私に言った。
「私は病気に負けたくない。だから、死のうと思う。」
私は、ゆめ花ちゃんを止めることができなかった。
ただ、彼女言葉に、そっか、と頷くことしか、できなかった。
数日後、ゆめ花ちゃんは、
―死んでしまった。
自殺だった。
お医者様の話によると、
最近のゆめ花ちゃんの状態は安定していて、もうすぐ、リハビリを初めて退院できる状態だったそうだ。
私が、
私があの時、ゆめ花ちゃんを止めることができなかったから、ゆめ花ちゃんがしんでしまったんだ…。
私があの時止めていれば、ゆめ花ちゃんは今も生きていたかもしれないのに。
あの子の人生を、私は奪ってしまったんだ…。
私が、ゆめ花ちゃんを殺したんだ…。
私が。
だから、私は幸せになんかなっちゃいけないんだ。
お母さんは荒れていた。
毎日のように台所から包丁を出してきて、私を殺そうとする。
そんな時、私は友達と呼べる存在の人ができた。
家庭環境が一緒だった。
毎日のように、罵られて、蹴られて、息苦しくて、
彼女、ゆめ花ちゃんだけが唯一の生きる希望だった。
でも、彼女は病気だった。
そんなに長くなかった。
あるひ、ゆめ花ちゃんは、私に言った。
「私は病気に負けたくない。だから、死のうと思う。」
私は、ゆめ花ちゃんを止めることができなかった。
ただ、彼女言葉に、そっか、と頷くことしか、できなかった。
数日後、ゆめ花ちゃんは、
―死んでしまった。
自殺だった。
お医者様の話によると、
最近のゆめ花ちゃんの状態は安定していて、もうすぐ、リハビリを初めて退院できる状態だったそうだ。
私が、
私があの時、ゆめ花ちゃんを止めることができなかったから、ゆめ花ちゃんがしんでしまったんだ…。
私があの時止めていれば、ゆめ花ちゃんは今も生きていたかもしれないのに。
あの子の人生を、私は奪ってしまったんだ…。
私が、ゆめ花ちゃんを殺したんだ…。
私が。
だから、私は幸せになんかなっちゃいけないんだ。


