それから、みんなで慈善病院の近くにある食堂に行くことになった。

 すでに暗くなり、夕食の時間になっている。

 屋敷に戻ってもいいけれど、だれもがお腹を空かせていた。だから、医師や看護師たちも誘って食堂に行ったのである。

 みんなでシチューやパイを食べながら雑談をした。その間、援助の話はいっさいでなかった。

 食後のお茶とデザートが出てきたタイミングで、切り出してみた。