ずっとずっと、好きだった



振られたときは、すごくショックで。

あの日の夜は、今まで生きてきた中で一番泣いた。


今でもまだ、あのときのことを思い出すと胸が少し疼く。


「なんて言うか。あのときの俺は、彩里のことをずっと大事な幼なじみだって思ってた。他の女子と違って彩里のことを可愛いって思ったり、守ってやりたいって思ったりしてたけど。それは恋じゃなく、幼なじみだからだって思ってた」


新が、ぽつりぽつりと話しだす。


「だけど、俺が彩里のことを振ってからは彩里と気まずくなっちゃって。自然と距離を置くようになって、今までみたいに話せなくなって。俺は、寂しいって思うようになった。気づけば、彩里のことをいつも目で追うようになっていた。
そこでようやく気づいたんだ。俺は、彩里のことが好きなんだって」