甘くて優しい青春恋物語 ~文化祭はちょっぴりハプニングと甘すぎな溺愛の予感~

 ぽかんとしてしまっている私に、はやくんは薄い笑みを浮かべたままもう一度抱きしめ直す。

 そして、私の首筋に吐息を当てた。

「ひゃ……う、はや、く……」

「明日も接客、するの?」

「え……っと、今日と一緒で、午後までは、するけど……」

「そっか。それじゃ、その後のライトアップまで一緒に居ようね。」

 ジンクス、信じてるから。

 そう言いそうな表情を浮かべて、ゆっくり腕の力を抜いていくはやくん。

 ……それを、寂しいと思った。

「……はーちゃん?」

「もっと、ぎゅってしてたい……っ。」

「明日も会えるのに?」

「今日ぎゅってしたいのっ……! はやくんに会いたくて、寂しかったからっ……。」

 今度は自分から、はやくんが離れていかないように抱き着く。

 はやくんの体は大きくてたくましくて、私の小さな腕じゃ抱きしめきれない。

 それでもいい。はやくんに触れていたい、はやくんを感じていたい。

 その気持ちを一心に抱いて、力を込める。

 するとはやくんは、諦めたようにはーっと息を吐くと。