甘くて優しい青春恋物語 ~文化祭はちょっぴりハプニングと甘すぎな溺愛の予感~

「……それは私も、だよ。」

「うん、分かってる。それでも自分の彼女が、こんなに可愛い格好で接客してるってのは不服かな。」

「ほ、本当にごめんねっ! それは、なんというか……言うのが、恥ずかしくって……。」

 今何を言っても、言い訳がましくなってしまう。

 はやくんには謝っても謝りきれない。分かっていながらも、口をついて出るのは謝罪の言葉ばかりで。

「はーちゃんのことだから、申し訳ないとか思ってる?」

「……うん。私、はやくんに隠しちゃってたもん。謝っても、足りない。」

「ほんと、優しいねはーちゃんは。」

 抱きしめたまま、はやくんは私の頭を撫でてくれる。

 はやくんの腕の中……落ち着く。

 大好きな人が近くに居るだけで、こんなにも満たされていく。

 そんな、幸せに浸っていられたのも束の間。

「はーちゃん、この学校に伝わってる文化祭のジンクスって知ってる?」

「も、もちろんっ! 二日目のライトアップを見れたら、ずっと一緒に居られるってものだよね?」

「んー、確かにそれもあるけど……実はもう一個、あるんだよね。」