甘くて優しい青春恋物語 ~文化祭はちょっぴりハプニングと甘すぎな溺愛の予感~

「ちゅ、注文決まったらそこのベル、鳴らしてねっ!」

「……はーちゃん。」

「あっ、ごめんねっ! ちょっと呼ばれたから行ってくる……!」

 ごめんなさい、はやくん。

 この謝罪は、どれに対するものか分からない。

 でも、謝らないといけない気がした。

 本当は早く、直接言いたかったけど……結局あの後、私がはやくんのところに行く事はできなかった。



「葉月ちゃんお疲れ様~! 忙しかったね~。」

「う、うん……知絵ちゃんもお疲れ様。」

 私のお仕事は今日は午後までだから、お昼過ぎに休憩室に入って水分を取る。

 本来ならここで更衣も済ませられるはずだけど、売り上げを上げる為に、宣伝の為に着替えちゃダメらしい。

 今日明日と、この格好でいるのは恥ずかしい事この上ない……。

 なんて思いながら、私と同じ仕事時間の知絵ちゃんと一緒に休憩室を出ようとする。

 でもその前に、はやくんからメールが来ている事に気付いた。

《お仕事終わったら、屋上まで来て。待ってる。》

 いつものはやくんらしからぬ、短いメッセージ。