甘くて優しい青春恋物語 ~文化祭はちょっぴりハプニングと甘すぎな溺愛の予感~

 バイト経験が全くない私には、新鮮以外の何物でもないもの。

「よーし、んじゃ練習するよー。」

 説明が終わりそんな声で、ぐっと意気込む。

 私は山本さんの代わり。山本さんの役を補う役。

 大丈夫、だよね。

 何度言い聞かせても不安になってしまうけど、それ以上は考えないように練習に臨んだ。



「ありがとうございました!」

「葉月ちゃんオッケー。それじゃ休憩入って。」

「はーい!」

 最終的に流れを接客担当のクラスメイトに見てもらい、ふぅ……と息を吐く。

 一通りは確認しておいたから、結構スムーズにいけたかなぁ。

 体感としてはそんなもので、満足な出来だと一人で思っていた。

 とりあえず、水分補給しておかなきゃ。

 クーラーが効いてる教室で練習してたとはいえ、集中していたら喉が渇いてしまう。

 でもそう思った瞬間に、知絵ちゃんにお願いをされた。

「葉月ちゃん……あの、ちょっとついてきてくれないかな? 三年の文化祭実行委員さんに確認しなきゃいけない事が出てきちゃって……」