甘くて優しい青春恋物語 ~文化祭はちょっぴりハプニングと甘すぎな溺愛の予感~

「うん……本当にありがとうっ。」

「どういたしまして。んじゃ、教室もどろっか。」

「そうだねっ!」

 自分の荷物を持ち、更衣室から茉優ちゃんと一緒に出る。

「葉月ちゃん……! わぁっ、すっごく似合ってるよ!」

「あ、ありがとう! 知絵ちゃんも可愛いっ……!」

 その時知絵ちゃんと鉢合わせて、一緒に教室へと向かう。

 知絵ちゃんは水色のチャイナ服で、さっき私が着たような短いものだ。

 けど私と違い堂々としている立ち居振る舞いに、かっこいいなと感想が浮かんだ。

 私だったらチャイナ服に気を取られすぎて、他の事ができなくなってしまうかもしれないのに……流石としか言いようがない。

「おっ、知絵と葉月ちゃん来たよー。」

「よしっ、早速ざっくり流れ確認してから練習しよっか。」

 教室に入ったと同時に接客担当責任者のクラスメイトの声が聞こえて、知絵ちゃんと一緒に説明を聞いた。

 大体の流れは個人的に練習したものと同じだし、変更もなさそうだから大丈夫そう。

 ……それでも、不安は完全には拭えない。