甘くて優しい青春恋物語 ~文化祭はちょっぴりハプニングと甘すぎな溺愛の予感~

 ……だからこそ、否定的な事は言えなかった。

 それに、頼られているっていう事実は嬉しい。

 そんな知絵ちゃんの気持ちにちゃんと、私は応えなきゃいけないよね。

 知絵ちゃんの恋、応援したいもんっ……!

「私で良ければ何でも教えるよ! 多分、大体答えられると思うから!」

「……ありがとう、葉月ちゃんに頼んでよかったよ。」

 まだ何もアドバイスしてないのにそう言われるのはなんだか申し訳ない気持ちになったけど、何も言わずに笑顔を浮かべる。

 ここは何も言わない事が、いいかなと思ったから。

「それじゃあ早速、なんだけど……こ、告白の仕方とか、教えてほしいかな。」

「うん! 任せて知絵ちゃん!」

 私は、期待してくれている知絵ちゃんの背中を押せるような言葉を送らなければならない。

 それはきっと凄くプレッシャーになるけど、友達の恋路を見守りたいのは本当。

 私にできる事なら、やってみせたい。

 そんな気持ちを秘めながら、私は慎重にアドバイスしていった。

 知絵ちゃんが私に、接客のやり方を丁寧に教えてくれるように。