甘くて優しい青春恋物語 ~文化祭はちょっぴりハプニングと甘すぎな溺愛の予感~

「うん! やってみる……!」

 知絵ちゃんの丁寧な指導の元、私はなんとか対応を覚えていった。

 まだまだ未熟だし、一人で完璧にやれるかと言われたら自信はないけど……それでも、完璧にできるようにしたい。

 けど知絵ちゃんには敵わなくて、何度も練習した。

「ニンハオ! いらっしゃいませ、何名様でしょうか?」

「一人です。」

「かしこまりました! では、お席へご案内しますね。」

「……うん、上出来。葉月ちゃん飲み込み速いから、すぐできちゃうね。」

「えへへ、ありがとうっ。」

 まずお出迎えのところができて、ほっと安堵の息を吐く。

 まだまだ初日だから拙いと思うけど、知絵ちゃんに褒められて気が緩む。

 それを見計らったらしく、「よし。」と知絵ちゃんが息を吐いた。

「一回休憩入れよっか。葉月ちゃん、よく頑張ってたし。」

「そうかな? 知絵ちゃんの教え方が上手だから、すぐ覚えられちゃいそうだよ!」

「ふふ、ありがとね。そう言ってくれるだけで、すっごい嬉しい。」

 口元に手を当てて微笑む知絵ちゃんはとても可愛く、こっちもつられて微笑む。