甘くて優しい青春恋物語 ~文化祭はちょっぴりハプニングと甘すぎな溺愛の予感~

「え? ……そ、そんなのいいの? 知絵ちゃんも忙しいはずなのに……」

「あたしのことは気にしないで! 葉月ちゃんは頑張ってるから、あたしも頑張りたいの。」

 知絵ちゃん……。

 何を言われるかと思いきや、嬉しすぎる言葉でジーンと胸が温かくなる。

 知絵ちゃんの迷惑にならないかとか、いろいろ心配な事はある……けど、自信がないのは本当だから。

「ありがとう、知絵ちゃんっ。これからよろしくお願いします!」

 ここは素直に、知絵ちゃんの優しい言葉を頼る事にした。



 次の日から早速、私と知絵ちゃんの接客練習が始まった。

 山本さんが連絡をしてくれていたから私が着る用のチャイナ服もすぐに決まり、大体の流れも教えてもらえた。

 今は知絵ちゃんと、細かい確認をしているところ。

「声はできるだけ元気な声でね。でも、大きすぎちゃうとお客さんに迷惑がかかる可能性があるから、対応しているお客さんに聞こえるくらいの声量で良いよ。」

「分かった! 大きすぎない元気な声、だね!」

「そうそう、一回やってみよっかっ。あたし、お客さん役やるね。」