甘くて優しい青春恋物語 ~文化祭はちょっぴりハプニングと甘すぎな溺愛の予感~

 あっはっは~と事故に遭っているというのに、あっけらかんと笑う山本さん。

 でも心配で心配で仕方ない私は、急いで尋ねた。

「山本さん痛いところとかない!?」

「大丈夫だよー。一応治療はしてもらってるし、早ければ一か月くらいでたいいんできるかな~ってお医者さん言ってたし。」

「困ってる事とかあったら言ってね! 山本さんがいち早く治るように、全力でサポートするから!」

「ありがとね小森ちゃん。……あ、そういえば困ってる事あったわ。」

 思い出したかのようにそう言った山本さん。

 サポートすると宣言した私は、いつでも聞く準備万端でいた。

「何でも言って! 私にできる事なら、何でもするから!」

 おまけにそう言い、ドンッと自分の胸板を叩く。

 それを見た山本さんは微笑ましそうに頬を緩めると、一つ息を吐いた。

 そして、「実はね……」と前置きをしてから始めた。

「退院できてもリハビリとかあるから、すぐには動けないんだよね。だから文化祭の出し物のカフェ、あたし接客担当なんだけど……接客できなくなっちゃった。」