「お腹空いた?一緒にお昼食べよっか」 「うん」 かずくんと手をつないで、私は扉へと向かった。 今日はきっと、一生忘れられない日になる。 だって、私と“かずくん”の、新しい物語が始まった日だから――。 [終]