※コンテスト要項では3話までのあらすじで良いとのことですが、結末までの展開が出来上がっているため、載せております。

第四話
休日に、毎日の授業で疲れているだろう、とリアムとエドワードが甘い物でも食べに行ってリフレッシュしようとエリサに提案する。
エリサは自分の家であるカフェに招待し、ティータイムを楽しむことに。
親睦会と称しエリサの父であるウィルのお菓子やコーヒーでリラックスする4人。
少しずつ仲が良くなって来たことを嬉しく思いつつ、三人と別れた帰り道、1人で緑の綺麗な郊外の森を散歩していたエリサは、綺麗な白銀の狼が怪我をしているのを見つける。
人間を毛嫌いしているのか、威嚇する狼だが、その傷跡を習ったばかりの回復の魔法で治すエリサ。
魔法が成功したことにホッとすると、頭の中に狼からの感謝の言葉が聞こえてきた。
狼の毛を撫でると、「貴女の危機には、必ず駆けつける」と狼は言うのであった。

第五話
入学から一ヶ月後。次期学園長に相応しいかの試験として、魔法学園で一番優秀な女生徒、シーナと模擬訓練をすることに。
シーナは特別扱いをされているエリサを以前から敵視しており、手加減をせず挑んでくる。
学園の生徒全員が見守る中、シーナから攻撃魔法を受け傷つき、倒れるエリサ。
負け試合だと見ている全員が思ったその時、先日助けた白い狼がエリサの前に立ちはだかる。

第六話
実はその狼は、強力な魔力を持つ魔獣、フェンリルだった。
フェンリルは先日救って貰った恩だと、エリサの側で強大な魔力を放ち、観客は騒然とする。
そして、魔獣と意思疎通がはかれるエリサは、何百年に1人しか使えないと言われている読心の魔法の使い手としての才能が開花した。
試験はエリサの勝ちとなる。
まだまだ魔法使いとしては未熟だが、今後もっと勉強し、次期学園長になれるよう、三人と笑い合うのであった。