腹黒王子の甘い寵愛。

授業……暇だなぁ。

辺りを見回すと、眠っている美波ちゃんやらくがきしてる萌ちゃんが目に入った。

そんな2人を見てクスッと笑ってみたり。


そんなこんなで、退屈な授業時間を終えて休み時間。


「ねぇ瑠奈ちゃん。」

「ん、ん……?」


気の強い女の子に机に手をバンッと乗せられて、話しかけられる。


「あのさぁ、東峰様とはどういう関係なの?」

「ど、どういう関係って……友達、だけど……」


そう言った瞬間、朝朔くんに言われてしまった「好き」という単語が頭をよぎった。


朔くんは、私のこと……友達じゃなくて、恋してる人として好きなんだよね……?

じゃ、じゃあ……私は、どうしたら、いいの……?