「せっかくのこのみちゃんの高校行事、俺がつぶしてるわ…。もちろん責任は取るし、むしろ喜んで取らせていただくよ。だとしても、まじでごめん」


「…ううん。でも、結多くんが元気ないのは…私も寂しいな」


「……幸せにします来世まで」


「へ…?」


「あ、向こうにもでけえのいるよこのみちゃん」



あんなことがあったから、こうなっちゃってる。

私が関わっていることならば、イコールで私の責任ということにもなる。


私のせいで結多くんの笑顔がなくなるのは、いちばん嫌だ。



「でも。単純に俺個人のことだったら、俺はあそこまで倉田を心配してないんだ」



………うん???

日本語、日本語の問題です。


心配……というより、怒ってたよね結多くん。
キレ散らかしてた…よね。


まだ倉田くんの体調不良ということにしたいみたいだから、そこに対しては口を挟まないことにした。