16時を過ぎて、やっと追加メンバーは去ってゆく。
残った穂乃花ちゃんと結多くん。
私にとっては安心なメンバーだというのに、ブランコをしていたときの気持ちとは正反対だった。
リュックが……すごく重い。
減らなかったお弁当にフルーツまでもが入っているんだから当たり前だ。
「このみちゃん、今日はありがとう。すごく楽しかった」
「…私も。ごめんね、お弁当……忘れるなんて馬鹿やっちゃって…」
「ううん、大丈夫だよ。またピクニックしよう…?」
「…うん」
分かれ道、十字路。
私は住宅街が続くほう、穂乃花ちゃんは歩道橋があるほう。
結多くんは……駅のほうじゃないかな。
「水篠くんも今日はありがとう」
「いーえ。写真、このみちゃんのほうに俺から送っとくから、そっから桐山さんにも送ってあげられる?このみちゃん」
「…うん。ありがとう、結多くん」
手を振って、穂乃花ちゃんと結多くんが見えなくなるまで笑顔を頑張って作る。



