ごめんね、穂乃花ちゃん。
お弁当シェアして食べようって約束してたのに。
でも……そんなのなくたって十分楽しそうだったから。
むしろ無いほうがいいんじゃないかなって、ううん、ちがうね。
私……笑われるのが怖くて逃げたんだ。
「これね、このみちゃんに買ってきた期間限定商品だよ。生ロールケーキに生メロンパン。生って響きが卑猥な意味で好きでつい買っちゃったよね」
「……ありがとう」
「…貸して。俺が開けてあげる」
結多くん、いいんだよ。
そんなに気をつかわなくて。
袋くらい……開けられるよ私だって。
そうされるほうがつらいな…って、初めて思った。
倉田くんが言ってたとおりなのかも。
なにを言ってたかはもう、半分以上は忘れちゃったんだけれど。
たぶん、ぜんぶ、その通りな気がする。
「じゃーね~!ほのかちゃんと朝比奈さん!結多も!楽しかったよ~」
「まったね~!夏休み明けー!」



