私のこと愛しすぎだよ、結多くん。





はーーっと、心の底からの安堵のため息だった。

なにか心配事でもあったのか、結多くんは『よかった…』とつぶやいてから。



『ちなみに遊びにいくって、もしかしてプールとか?いやいやいやこのみちゃん聞いて、最近のプールって鬼が出るらしいわ行かないほうがいいらしいねできれば。
できればってか絶対、なにがなんでも。うんうん、水着とか着たらアウトだよ、俺の前だけじゃねえとそんなの───』


「こ、こうえん……」


『もし着るんなら俺がアベン○ャーズの一員になってこのみちゃんに寄ってくる野郎どもを合法的にメッタ打ちにしていいやつ。
ちなみに俺あれね、パワードスーツを装着して空飛んで両手からビームとか出す……へっ』


「…ブランコ、するの」



あ、ちがう。
ちょっと間違えた。

この伝え方は少し幼すぎるから、言ってから恥ずかしくなった。



『ブランコ?』


「えっと……ブランコを、含めた……ピクニック、するんだ」