私のこと愛しすぎだよ、結多くん。





自分に自信がなくて、空より地面を見つめる回数のほうが多くて、わりと自分を責めやすいんだろう。


だとしてもごめん。
ほんと申し訳ねえんだけど。

結多という名の俺は、それぜんぶひっくるめて丸飲みできるからマジで。



「…なら、すっげえ天使にしてあげる」



無意識を作ってしまうことができる俺は。



「女の子って、男に触られるとマジで可愛くなるんだってね。科学的にもそーいうホルモンが分泌されて」



感情的になるこのみちゃんが可愛すぎて、もうよろしいんじゃないかと奪ってしまいたくなった。


キスしたら黙る?
キスしたら泣き止む?

ほらよくあるじゃん、少女マンガで。


ってか普通に食べちゃいてえわ貰ってください俺のファーストキス。

な、気持ちが90%。



「このみ」


「っ、ゆいっ…」



そもそも熱出した天使にあわよくばを狙ってる俺ってかなりクズだよ結多、やるなら優しくするんだぞ。

いやいや、こんなエロい顔したこのみちゃん見て何もしないってのは男としてどーかしてるぜ。