サーシャは知らないうちに犯した自分の恥をふり返って穴があったら入りたい気持ちを膨らませていた。


顔をカッカさせて両手で顔を覆ってるサーシャの横で、レオナルドはカルランに向かって破れた服の隙間から胸をチラ見せした。


「カルラン様はわかるだろ、この刺青の意味」

「左胸に赤い翼。確かに王の証じゃ」


王様専用挨拶の左胸コンコンは確か、左胸の刺青に敬意を表していると言っていた。サーシャは初めてレオナルドの左胸の刺青をその目に確認した。


(なにそれぇえ?!ただのえっち!)


サーシャが両手で顔を覆った指の隙間から、レオナルドの左胸に彫られた赤い翼のタトゥーを覗き見る。

王の証である刺青だが、美貌レオナルドの引き締まった裸体に飾られた乳首の上の刺青はただのえっちの証明である。