レオナルドは団長の言葉に素直に頷いた。


「一緒に戦うつもりだった。お前の役に立ちたかったが、力及ばずですまない」


団長がレオナルドに深く頭を下げる。団長の震える声での謝罪に、そろって団員たちも頭を深く下げた。

仲間たちが頭を垂れる様を前にして、目を閉じたレオナルドは大きく大きく首を横に振った。


「実は最初から……一人で来るべきだってわかってた」