「一人で?」

「そうですけど・・・」

すると、社長が私の頬に触れる。

「昨日みたいに、ここに涙をつけて一人で耐えてるのか」

「えっと・・・」

「これからは俺を呼んでくれ」

「え?」

「慰めのハグくらいはしてやれる」

社長がクスッと笑った。