保健室の、先生? ……にしては 少年っぽい声。 わたしの様子をみに来てくれる人なんているだろうか。 あ、保健委員さん? 「目が覚めたんだね」 「は、はい」 「開けるよ」 「え……あ、」 カーテンが、そっと、開く。 「気分はどう?」 現れたのは 見たことのない、男の子。 サラサラの黒髪で くろぶち眼鏡をかけている。 背は案外高い。 声から想像した人物像と、なんだかちがう。 誰だっけ。 同じ学年に、こんな人いたかな。