浅川くんが私の頬に手を当てる。 「俺、王子様じゃなくなったから、ここで無理矢理キスっていうのもアリかもね」 「少女漫画が好きなら、そうゆうのも良いと思わない?」 「目閉じないなら、このまましちゃうよ?」 「ちょっと待って・・・!」 私は真っ赤な顔で浅川くんを押したがびくともしない。